いざ知らず(読み)イザシラズ

デジタル大辞泉 「いざ知らず」の意味・読み・例文・類語

いざらず

《「いさ知らず」の「いさ」と感動詞いざ」との混同によってできたもの》…についてはよくわからないが。…はともかくとして。「昔はいざ知らず、現在こんな事を信じる者はいない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「いざ知らず」の意味・読み・例文・類語

いざ 知(し)らず

  1. ( 正しくは「いさ知らず」。副詞「いさ」と感動詞「いざ」との混同によってできたもの ) 一つの事をあげて、それについてはよくわからないがの意で、後述するもう一つの事を強調する表現。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「内証向はいざしらず福々敷ぞ見えし」(出典:滑稽本・古朽木(1780)二)

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