「いざなふ」と同根。「書紀‐開化元年一〇月」の訓注に「率川、此云二伊社箇波一」、また「書紀‐履中即位前」に「去来 此云二伊弉一」とある。「率」は「いざなう・ひきいる」という字義から「いざ」とよまれたもの。「去来」はもと、陶淵明の「帰去来辞」中の「帰去来兮」が「かえりなん、いざ」と訓ぜられ、本来は「帰去」が動詞で「来」が語助の辞であるのを、「帰」と「去来」とに分けて、「去来」を「いざ」と理解したものとされる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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