いしいし(読み)イシイシ

デジタル大辞泉 「いしいし」の意味・読み・例文・類語

いし‐いし

《形容詞「い(美)し」を重ねた語。もと女房詞で、おいしい物の意から》だんご。
お月見真似まね事に―をこしらえて」〈一葉十三夜

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精選版 日本国語大辞典 「いしいし」の意味・読み・例文・類語

いし‐いし

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いし(美)」を重ねた語か。おいしい物の意という ) 女房詞で、団子をいう。おいしいし。
    1. [初出の実例]「あしたの御いわゐ。御こわく御御いしいし昨日におなし」(出典:御湯殿上日記‐文明一〇年(1486)正月二日)

いし‐いし

  1. 〘 名詞 〙 小笠懸の的のつくりの名。
    1. [初出の実例]「武田、小笠原柄野いしいしと云し」(出典:了俊大草紙(1395頃))

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