ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イシドロス」の意味・わかりやすい解説
イシドロス[ミレトス]
Isidōros of Miletus
イシドロス
Isidōros of Charax
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…東方正教会にあってローマ教会との合同を推進した人文主義者。イシドロスともいう。フェラーラ・フィレンツェ公会議で合同派として活動し,1441年,モスクワでロシア教会のローマ教会との合同を宣言した。…
…325年にコンスタンティヌス1世(大帝)が建設(360年献堂)したが,その後のたび重なる火事と地震による崩壊と増改築を繰り返した。現存する遺構は,6世紀の建築家・技術者トラレイスのアンテミオスAnthemiosとミレトスのイシドロスIsidōrosの設計によりユスティニアヌス1世(大帝)が建造したバシリカ形式と集中式プランを組み合わせたユニークな煉瓦・石造建築である。532年起工,537年献堂。…
…その最も代表的なものとしてコンスタンティノープルのハギア・ソフィアがある。 これはユスティニアヌス1世がアジア出身の2人のギリシア建築家,すなわちトラレスTralles(リュディア)のアンテミオスAntemiosおよびミレトスのイシドロスIsidōrosに命じて,費用を惜しまずに建てさせたもので,その完成は537年であった。アトリウム,ナルテックスを前面に控え,狭義の聖堂の部分だけでも長さ77m,幅71.7mという巨大なもので,内部は3廊に分かれ,中央部には直径33m,高さ54mという大円蓋が架せられた。…
※「イシドロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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