ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イスカンダル・ムダ」の意味・わかりやすい解説
イスカンダル・ムダ
Iskandar Muda
[没]1636
スマトラ北西端のアチェ王国最盛期の王 (在位 1607~36) 。マラッカ海峡沿岸のイスラム系諸国とともにオランダ東インド会社と協力して,しばしばマラッカ港を封鎖し,ポルトガル人を苦しめた。
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…16世紀以降,バンダ・アチェに拠るアチェ王国がコショウ貿易の隆盛を基に勢力を拡大,この地方を支配下に置いた。同王国はイスカンダル・ムダ治政下(1607‐36)に最も栄え,版図をスマトラ南西岸にまで拡大したが,17世紀末から内紛が続き衰退した。20世紀初め,アチェ戦争での抵抗も空しくオランダの支配下に入れられた。…
※「イスカンダル・ムダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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