現代外国人名録2016 「イ・チャンホ」の解説
イ・チャンホ
李 昌鎬
Lee Chang-ho
- 職業・肩書
- 棋士 囲碁9段(韓国棋院)
- 国籍
- 韓国
- 生年月日
- 1975年7月29日
- 出生地
- 全羅北道全州
- 学歴
- 冲岩高
- 経歴
- 6歳で祖父に囲碁を習う。1984年4月ソウルに行き、韓国囲碁界の最高峰・曺薫鉉9段に入門。’86年11歳でプロデビューし、韓国棋院初段。同年72.5%の勝率を記録。’88年3段。同年の年間成績75勝10敗。天才少年棋士として’89年第2回世界囲碁選手権にも出場し、話題を呼んだ。この間“覇王戦”“最高位戦”の挑戦権も獲得し、ついには師の曹9段が長らく持っていた最高位と国手のタイトルを獲得した。’92年6段。’93年4月国内棋戦9冠(棋聖,名人,最高位,大王,KBSパトック王,MBC帝王,バッカス杯,BCカード杯,SBS杯)、国際棋戦1冠(東洋証券杯世界選手権)を合わせて10冠の保持者となる。’94年国内の全棋戦を制して13冠王。同年7段。’96年世界囲碁選手権富士通杯で中国の馬暁春9段を破り、初優勝。同年9段。’98年国際棋戦優勝。2003年3月第4回春蘭杯に優勝して世界戦グランドスラム達成。2005年3月第5回春蘭杯優勝。2006年第49期国手戦優勝、第40期王位戦優勝。2007年第3回中韓杯優勝、第26回KBS囲碁王戦優勝。2008年十段戦優勝、電子ランド杯優勝。2009年応氏杯、春蘭杯、富士通杯準優勝。2010年農心杯優勝。2012年LG杯準優勝。2013年KBS囲碁王戦準優勝。形勢判断と計算に抜群の才能を示し、“石仏”“太公望”“神算”などの異名を持つ。世界戦タイトル獲得数21は史上最多。国内棋戦を含むタイトル獲得数は140。著書に「李昌鎬囲碁マニュアル 1〜3」「勝負する心」「囲碁神算の譜 李昌鎬」、共著に「イ・チャンホ最強のヨセ」「李昌鎬ファイル 囲碁界最強頭脳の徹底解明」「手筋の一撃」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報