いっその事(読み)イッソノコト

デジタル大辞泉 「いっその事」の意味・読み・例文・類語

いっそのこと

いっそ1」に同じ。「どうせ負ける相手ならいっその事新人をぶつけて鍛えよう」
投げやりな気持ちになって、極端な事態になることを願望するさま。「いっその事焼けてなくなればいい」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「いっその事」の意味・読み・例文・類語

いっそ の 事(こと)

  1. あれこれと考えた末、それらとは一段違ったことを思い切って選ぶ気持を表わす。また、時に、好ましいものをあきらめて意に染まないものを選ぶときの、投げやりな気持を表わす。思い切って。むしろ。いっそ。
    1. [初出の実例]「いっその事こんな憂身は化し野へ〈貞倶〉 米櫃の底ありてなければ〈心友〉」(出典:俳諧・伊勢宮笥(1679)三吟)

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