普及版 字通 「イ・ついたて」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] ついたて
[説文解字]
[字形] 形声
声符は衣(い)。〔説文〕十二上に「(こいう)の、之れをと謂ふ」とあり、戸の間に立てて、障とするもの。
[訓義]
1. ついたて。
2. よる、へだてかくす。
3. 隠に通じて、かくす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヨソヰ
[語系]
衣・依・iiは同声。〔漢石経尚書残碑〕に〔書、顧命〕の「黼」を「黼衣」に作り、〔礼記、明堂位〕に「」を「依」に作り、衣・依・の三字は通用する。依は霊衣による受霊の呪儀を示し、衣・にも、そのような観念を含むものと思われる。
[熟語]
帷▶・雲▶・▶・座▶・坐▶・▶・▶
[下接語]
御・玉・珠・宸・帝・天・斧・負・鳳
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報