最新 地学事典 の解説
イットリウムラブドフェーン
rhabdophane-(Y)
化学組成Y(PO4)・H2Oの鉱物。六方晶系,空間群P6222,格子定数a0.6959nm, c0.6384,単位格子中3分子含む。微細短柱状晶の放射状集合体。絹糸光沢,無艶。劈開不明。硬度不明。比重4.54。淡黄〜黄褐色,条痕淡黄色。光学特性不明。佐賀県のアルカリ玄武岩中に肥前石とともに発見されたYを主体希土類元素とするラブドフェーンの新種。専ら,Ce, La, Ndなど軽希土を主体とするラブドフェーンの中では,イオン半径の小さいYが主体となっていることは特異的。ラブドフェーンの名称はCeの特徴的な発光スペクトルにちなみギリシア語のrhabdos(棒)とphainesthai(出現)から命名。
執筆者:宮脇 律郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

