原子または分子が,励起状態から低い状態へ遷移するときに放出する光のスペクトル.吸収スペクトルに対する用語.放出スペクトルともいう.原子の発光スペクトルは,励起状態をつくる方法によって火花スペクトル,アークスペクトルあるいは放電スペクトルなどに分けられる.分子の発光は,蛍光とりん光とに分類できる.[別用語参照]発光分光分析
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
「放出スペクトル」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 光のスペクトルはその構造によって,ある範囲にわたって連続的に分布する連続スペクトル,特定の波長のところに線状に配列する線スペクトル,幅の狭い帯状に配列する帯スペクトルに分けられる。また連続スペクトルをもつ光が物質を通過したとき,その物質に特有な波長領域が吸収されて欠けるか弱められたものを吸収スペクトルといい,これに対して,物質から放出される光のスペクトルを発光スペクトルまたは放射スペクトルという。 原子が放出または吸収する光のスペクトルを原子スペクトルといい,一般には線スペクトルである。…
…これを帯スペクトルband spectrumと呼ぶ。以上は吸収スペクトルの例であるが,気体の放電や光照射によって分子が基底状態からいったんエネルギーの高い状態に移り,再びもとの基底状態に遷移するとき,発光スペクトルemission spectrumが観測される。たとえば,蛍光スペクトルやリン光スペクトルは電子状態間の遷移による発光スペクトルである。…
※「発光スペクトル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新