最新 地学事典 「イットロクラサイト」の解説
イットロクラサイト
yttrocrasite-(Y)
化学組成(Y, Th, U, Ca)(Ti, Fe3+)2O6? (Y, Th, U, Ca)2(Ti,Fe3+, W)4O11? メタミクト鉱物。直方晶系と思われる。断口不規則,硬度5.5~6,比重4.80。ピッチ~樹脂状光沢,黒色,非常に薄い切片は透明。透過光では黄色,屈折率2.12~2.15。放射性鉱物。化学的に一般式A2B4O11であるが,H2O(+)4.36%を含むため,YTi2O5(OH)とも書く。米国テキサス州のペグマタイト中に産出。主成分のイットリウムに加え多くの元素を含むため,ギリシア語のkrasis(混合)から命名。イットリウムに富むポリクレースとしても位置づけられるが,実際にはポリクレースと比較してもイットリウムの含有量が多いとはいえない。独立の鉱物種としては疑問視される。
執筆者:嶋崎 吉彦・宮脇 律郎
参照項目:ポリクレース-(Y)
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

