イボガイン

化学辞典 第2版 「イボガイン」の解説

イボガイン
イボガイン
ibogaine

C20H26N2O(310.43).キョウチクトウ科Tabernanthe ibogaに含まれるインドールアルカロイドの一つ.この植物は西アフリカの赤道地域に限られて生育し,原住民は,通称,イボガ(iboga)とよんで,根皮のエキスを疲労防止,あるいは特有の幻覚,恍惚感を得るのに用いている.この作用は,成分として含まれるアルカロイドのためである.このアルカロイドをイボガアルカロイドとよぶ.主アルカロイドがイボガインで,虹色の斜方晶系の針状晶.融点152~153 ℃.-53°(95% エタノール).λmax 226,298 nm(log ε 4.39,3.93.メタノール).水に不溶,エタノール,エーテル,クロロホルム,アセトン,ベンゼンに可溶.イボガアルカロイドには,ほかに,イボガミン,タベルナンチンなどがあり,類似の構造のアルカロイドがVoacanga属からも得られている.[CAS 83-74-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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