イボガエル(読み)いぼがえる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イボガエル」の意味・わかりやすい解説

イボガエル
いぼがえる / 疣蛙

両生綱無尾目に属するカエルうち体表にいぼ状の皮膚隆起のある種の俗称。ツチガエルをさす場合が多いが、地方によってはヒキガエルの呼び名としても用いられる。イボガエルの名に付随して、手を触れると、腫(は)れ物ができるなどの言い伝えがある。ヒキガエルの皮膚腺(せん)からの分泌物は有毒であるが、手で握った程度では分泌されない。また、ツチガエルの場合は、皮膚の独特のにおいが手に移るのを嫌ったための言い伝えと思われる。

倉本 満]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イボガエル」の意味・わかりやすい解説

いぼガエル

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