イン・かくれる

普及版 字通 「イン・かくれる」の読み・字形・画数・意味


1画

[字音] イン
[字訓] かくれる

[説文解字]

[字形] 象形
(えんへい)を設けて、隠匿するものの形。〔説文〕十二下に「(かく)るるなり。曲(ききよく)隱する形に象る」とし、「讀みて隱の(ごと)くす」という。声義は隱(隠)(いん)に近く、形は(匿)(とく)の従うところに近い。〔説文〕十二下を次の匸(けい)部に属し、「匸に從ひ、聲」とするが、は隠辟の処で巫祝が匿れて祈る形である。

[訓義]
1. かくれる、かくす。
2. 堰を設ける。

[部首]
〔説文〕十二下に直をこの部に属し、「正見なり。に從ひ、十に從ひ、目に從ふ」とし、古文一字を録する。金文字形によると、眉飾りをつけた目ととに従い、(徳)と声義が近い字である。

[語系]
・隱・inは同声。隱とは、呪具を以て神霊を隠し封じること、はとじこめふさぐ意。iunは包みこんで、中にこもる意のある語である。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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