現代外国人名録2016 「インゴギュンター」の解説
インゴ ギュンター
Ingo Günter
- 職業・肩書
- サテライトアーティスト,ビデオアーティスト
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1957年
- 出生地
- 西ドイツ・ニーダーザクセン州バートアイルゼン(ドイツ)
- 学歴
- ゲーテ大学,デュッセルドルフ美術アカデミー
- 経歴
- ゲーテ大学で民族学と文化人類学を学び、1978年からデュッセルドルフ美術学校でヨゼフ・ボイスに師事。その後、ナム・ジュン・パイクのアシスタントをしながらビデオアートを学んだ後、米国ニューヨークを中心に活躍を開始。’81年からは米国政府が一般提供を始めた米国航空宇宙局(NASA)の地球資源探査衛星ランドサットからの画像データを解析し、活用を始めた。その特長は、衛星画像情報を他のマテリアルとともにインテグレーションさせる独特の構成力にある。’87年に西独カッセル市で開かれた現代美術のオリンピック「ドクメンタ8」に出品した作品「C3I」などはその代表作といえる。’88年から「ワールド・プロセッサー」シリーズを開始。内部から光を放つ地球儀で、環境や軍事、政治などをテーマにした。その後は自らの作品制作の傍ら、ケルンのメディア・アート・アカデミーでビデオ・アートを教える。著書に「地球56の顔」。’92年東京で個展開催。2005年横浜トリエンナーレに出展。東京・お台場の日本科学未来館に展示されている地球型ディスプレイ「ジオ・コスモス」のコンテンツも手掛ける。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報