普及版 字通 「イン・しとね」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] しとね
[説文解字]
[字形] 形声
声符は因(いん)。因は席に人の臥している形で、の初文。草を編んで作り、のち彩飾のあるものを文という。〔説文〕一下に「車の重席なり」とし、の字を録する。金文に虎皮を用いることがみえ、〔詩、秦風、小戎〕の「」もその類であろう。本来は草席をいう字である。
[訓義]
1. しとね。
2. 車の重席として用いる。
3. 虎皮などで作るものをという。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 シトネ
[熟語]
軾▶・▶・褥▶・縟▶・▶・席▶・▶・▶・伏▶
[下接語]
花・華・錦・香・羔・坐・・牀・乗・・長・重・文・・芳・累・連
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報