最新 地学事典 「インダクション検層」の解説
インダクションけんそう
インダクション検層
induction logging
指向式比抵抗検層の一種であり,導電性のある地層の電磁誘導現象を利用した検層。電磁検層とも。電極内に高周波交流を流す発信コイルと,地層中に誘起された渦状電流の強さ(地層の導電率に比例)を信号として取り出す受信コイルとを有している。測定されるのは地層の導電率(比抵抗の逆数)であるが,大部分の信号が坑井より離れた地層から入るので,地層の真の比抵抗値を容易に求めることができる。近年,受発信コイルの増設,配置間隔の工夫により異なった探査深度の比抵抗測定が実現。地層の浸透性の程度が推定できるようになりつつある。なお,本検層は鉄管でケーシングされた坑井には使用できないが,空気,油などの非導電性物質で満たされた坑井内でも測定可能である。
執筆者:石和田 靖章・服部 昌樹
参照項目:電気検層
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

