インド亜大陸三国協定(読み)インドあたいりくさんごくきょうてい(その他表記)Tripartite Agreement of Bangladesh, India and Pakistan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インド亜大陸三国協定」の意味・わかりやすい解説

インド亜大陸三国協定
インドあたいりくさんごくきょうてい
Tripartite Agreement of Bangladesh, India and Pakistan

1974年4月9日ニューデリーで調印された「バングラデシュインドパキスタン協定」をいう。第3次印パ戦争後の戦後処理と関係正常化のための協定で,同年4月5~9日3国外相が会談して実現した。その内容は (1) バングラデシュは 195人の戦犯裁判を放棄し,(2) パキスタンは非ベンガル人 (ビハリ) を受入れ,(3) 3国は和解を宣言するというもの。しかしこれで3国間の関係正常化が実現したわけではなく,パキスタン,バングラデシュの外交関係樹立は 75年 10月,インド,パキスタンは 76年5月まで待たなければならなかった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む