インパクトクラッシャ(その他表記)impact crusher

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インパクトクラッシャ」の意味・わかりやすい解説

インパクトクラッシャ
impact crusher

おもに衝撃を利用するクラッシャ。種々の形があるが,覆蓋中で数個の鋼刃をもつ円筒を高速で回転し,樋から落下する原料を刃で衝撃して砕くと同時に遠心力ではねとばし,覆蓋から吊られた衝撃鋼板に打当ててさらに細砕する方式と,円筒中で中粒度の原料と鋼球を混じて回転し,遠心力で巻上がって落下する鋼球の衝撃で原料を砕く方式とが多く用いられ,前者はおもに中砕・細砕用,後者粉砕・微粉砕用 (一種の乾式ボールミル ) である。適用原料は比較的軟質石灰石石炭などを主とし,石炭微粉砕用のものは微粉炭機と呼ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android