石灰石(読み)セッカイセキ

デジタル大辞泉 「石灰石」の意味・読み・例文・類語

せっかい‐せき〔セキクワイ‐〕【石灰石】

セメント肥料などの工業用原料として利用される場合の石灰岩のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「石灰石」の意味・読み・例文・類語

せっかい‐せきセキクヮイ‥【石灰石】

  1. 〘 名詞 〙せっかいがん(石灰岩)
    1. [初出の実例]「石は固と土質の凝固したる者なり故に硅石あり石灰石あり礬土石あり」(出典:博物学階梯(1877)〈中川重麗訳〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石灰石」の意味・わかりやすい解説

石灰石
せっかいせき

主成分炭酸カルシウムから成る方解石などの集合体岩石石灰岩同義であるが,石灰岩を地下資源 (特にセメント原料) としてみたときの通称。日本での石灰石の鉱床は北海道から南九州まで広く分布し,主としてペルム紀のもので,一部石炭紀のものも採掘されている。また諸外国に比べて純度が高い。セメントおよび鉄鋼業などがおもな需要先である。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「石灰石」の意味・わかりやすい解説

石灰石
せっかいせき

石灰岩

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世界大百科事典(旧版)内の石灰石の言及

【石灰岩】より

…また石灰岩は化石を多く含むことから地質時代の決定に有効で,形成環境が限定されていることから,古地理の復元に重要な役割を果たしている。 石灰岩はセメント,石灰,製鉄工業に利用価値が高く,鉱石は石灰石と呼ばれる。一般にCaCO3が80%以上のものが資源として利用される。…

※「石灰石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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