デジタル大辞泉 「イーエスコウ城」の意味・読み・例文・類語 イーエスコウ‐じょう〔‐ジヤウ〕【イーエスコウ城】 《Egeskov Slot》デンマーク中南部、フュン島にある城。オーデンセの南約25キロメートルに位置する。16世半ばに貴族によって建造。煉瓦れんが造りのルネサンス様式の建物で、湖上に浮かぶように建つ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「イーエスコウ城」の解説 イーエスコウじょう【イーエスコウ城】 デンマークの首都コペンハーゲンがあるシェラン島(Sjælland)とユトランド半島の間に位置する、フュン島(Fyn)の南部にあるルネサンス様式の古城。同島の中心都市オーデンセ(Odense)南方約50kmの位置にある。湖の中に建っているように見える城である。1554年にフラン・ブロッケンフス(Frands Brockenhuus)によって建設された。◇「イーエスコウ」は「樫(かし)の木の森」という意味だが、広大な庭園内にある湖に樫の木の杭を打ち込んで基礎を作り、その上にこの城が建てられたといわれている。このため、広大な森一つ分の樫の木が使われたといわれる。現在は、エレフェルト・ローヴィック・ビル(Ahlefeldt-Laurvig-Bille)伯爵夫妻の住まいとなっているが、一般に公開されている。この城にはハーブとダリアの庭園、バラ園などさまざまな庭園のほか、巨大迷路や吊り橋などの遊戯施設、自動車や馬車などの6つの博物館がある。ちなみに、北海道登別市の登別マリンパークニクスのニクス城のモデルになったのは、この城である。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報