フュン島(読み)フュントウ

デジタル大辞泉 「フュン島」の意味・読み・例文・類語

フュン‐とう〔‐タウ〕【フュン島】

Fynデンマーク中南部の島。シェラン島ユトランド半島の間に位置する。東のシェラン島とは大ベルト海峡を隔てて大ベルト橋で結ばれる。西のユトランド半島とは小ベルト海峡を隔てて道路・鉄道で結ばれる。土地肥沃で、古くから酪農を主とする農業が盛ん。中心都市は、北部オーデンセ。フューン島。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フュン島」の意味・わかりやすい解説

フュン島
ふゅんとう
Fyn

デンマークのユトランド半島と、首都コペンハーゲンのあるシェラン島との間にある島。面積2984平方キロメートル、人口は47万2504(2002)。シェラン島、北ユラン島(リムフィヨルド以北のユトランド半島)に次ぐデンマーク第3位の大きさの島で、モレーン(氷堆石(ひょうたいせき))丘陵地形を呈し、最高点はフレビアウ・バウネホイの131メートル。島内の80%は農耕地で、デンマーク中でもっとも肥沃(ひよく)な土壌をもつ。中心都市はオーゼンセ。東岸は大ベルト海峡、西岸は小ベルト海峡に臨み、前者はシェラン島のコアセア港とニューボー港間にフェリーが連絡し、後者にはユトランド半島のフレゼリシアへ2本の大橋が架かっている。南部にはイースコウなどの貴族の館(やかた)が数多く存在し、田園風景が広がっている。

[村井誠人]

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