イーレム(その他表記)Ylem

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イーレム」の意味・わかりやすい解説

イーレム
Ylem

宇宙が過去のある時点から爆発的に膨張しはじめ,現在も膨張が続いているという宇宙の膨張の立場に立つと,百数十億年前の宇宙開闢時の原始宇宙は非常に小さく,宇宙を構成するすべての物質がその狭い空間に押込められていたことになる。ロシア生れのアメリカの物理学者 G.ガモフはこの超高温で超高密度の原始物質をイーレムと呼び,これが中性子であると考えた。さらにガモフは爆発的な宇宙膨張の開始 20~30分で現在あるすべての元素がイーレムから原子核反応によりつくられたという理論を展開したが,現在この理論で宇宙のすべての元素をつくることはできないことがわかっている。イーレム自体も中性子,陽子,電子の混合物であることが明らかにされている。イーレムという言葉は,古代ギリシアの哲学者たちが存在すると信じたすべての物質の原材料となる基本物質にアリストテレスがつけた名前である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地方でいう...

松葉蟹の用語解説を読む