ウィムズハーストの起電機(読み)ウィムズハーストのきでんき(英語表記)Wimshurst's generator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ウィムズハーストの起電機
ウィムズハーストのきでんき
Wimshurst's generator

静電誘導を利用して電荷を集め,高電圧を得る装置ガラスまたはエボナイトなどの2枚の絶縁円板の周上に,多数の金属片を放射状に等しい間隔で張付け,互いに反対の向きに等速で回転させる。これに2対の互いに直交するブラシを取付ける。円板の回転に伴い,静電誘導によって各金属片上に電荷が増大するので,正負の集電極を経てライデン瓶にたくわえる。 1883年にイギリスの工学者 J.ウィムズハーストによって発明された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android