現代外国人名録2016 の解説
ウィリアム マッテウッツィ
William Matteuzzi
- 職業・肩書
- テノール歌手
- 国籍
- イタリア
- 生年月日
- 1957年
- 出生地
- ボローニャ
- 受賞
- カルーソー国際声楽コンクール第1位〔1980年〕
- 経歴
- 12歳の頃からレコードを借りてオペラを聴き始め、14歳の時、マリア・カラスの「椿姫」のアリアにショックを受けて以来、カラスの信奉者となる。17歳から声楽の勉強を始め、1979年ミラノ・スカラ座に「セビリャの理髪師」アルマヴィーヴァでオペラ・デビュー。’80年22歳で大歌手エンリコ・カルーソーの名を冠したカルーソー・コンクールで優勝し注目を集める。のちウィーンに進出、’87年ウィーン国立歌劇場にデビュー。3オクターブとさらに4度高いFまでの音域を持つ“キング・オブ・ハイF”と呼ばれロッシーニ歌いとして知られる。’89年ウィーン国立歌劇場公演「ランスへの旅」、’93年ボローニャ歌劇場公演「シンデレラ」などオペラやリサイタルで度々来日。その後、日本公演用の録音を勝手にCDとして制作、販売されたとして東京都内の会社を訴え、’99年8月東京地裁がCDの販売差し止め、廃棄と30万円の損害賠償を認める判決を言い渡した。現在は第一線から退き、後進の育成に注力。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報