ウィルトン文化(読み)ウィルトンぶんか

改訂新版 世界大百科事典 「ウィルトン文化」の意味・わかりやすい解説

ウィルトン文化 (ウィルトンぶんか)

南アフリカ共和国ケープ州のウィルトンWilton遺跡を標式とする石器時代文化。木や骨の柄にはめこんで使用する小型の石器=細石器が多用されたことに特色があり,ヨーロッパ・アジアの中石器文化に相当する。骨製の尖頭器・錐などの道具や,ダチョウ卵殻あるいはスレート製の垂飾が一般的に用いられたのも特徴の一つ。南アフリカから東アフリカにかけての草原に分布し,岩陰または湖岸に占地した遺跡もみられる。完新世(沖積世)初めの湿潤期を中心に栄え,いくつかの地域相に分かれながら歴史時代までつづいた。終末ごろになると,土器,磨製石器などの新石器文化要素や金属器が受容されたが,その経済的基盤は狩猟採集漁労のままであった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 大参

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む