日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィース」の意味・わかりやすい解説 ウィースうぃーすJohann Rudolf Wyß(1782―1830) スイスの児童文学者。ベルン市に牧師の子として生まれ、哲学の教授を務めたが、資質のうえからはむしろ詩人、歴史家といってよい。スイス国歌の作詞者であり、スイスの伝説をまとめて保存するのにも功があった。しかし彼の名は少年小説『スイスのロビンソン』(1812~27)と結び付いてもっとも強く記憶される。これは、父のヨハン・ダーフィット・ウィースが4人の息子のために『ロビンソン・クルーソー』に倣って書いた物語に彼が手を入れて公刊したもの。[関 楠生][参照項目] | スイスのロビンソン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例