ウェストレーク(読み)うぇすとれーく(英語表記)John Westlake

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウェストレーク」の意味・わかりやすい解説

ウェストレーク
うぇすとれーく
John Westlake
(1828―1913)

19世紀後半のイギリスの代表的国際法学者。ケンブリッジ大学を卒業後弁護士となる。1888年同大学の国際法ヒューエル講座担当教授に迎えられ、1908年まで務め、常設仲裁裁判所裁判官にも登録された。国際私法にも造詣(ぞうけい)が深く、1858年『国際私法研究』を著した。国際法の主著には『国際法の諸原則について』(1894)、『国際法 平時』(1904)、『国際法 戦時』(1907)がある。

[池田文雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェストレーク」の意味・わかりやすい解説

ウェストレーク
Westlake, John

[生]1828.2.4. コーンウォール,ロストウィシエル
[没]1913.4.14. ロンドン
イギリスの国際法学者。トリニティ・カレッジ卒業。法廷弁護士,下院議員を経てケンブリッジ大学の第3代国際法ヒューエル講座担当教授 (1888~1908) 。国際法学会創立者一人。主著『国際法』 International Law (04~07) ,『ウェストレーク国際公法論集』 Collected Papers of J. Westlake on Public International Law (14) 。

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