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常設仲裁裁判所 じょうせつちゅうさいさいばんしょ Permanent Court of Arbitration

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

常設仲裁裁判所
じょうせつちゅうさいさいばんしょ
Permanent Court of Arbitration

略称 PCA。第1回ハーグ平和会議 (1899) で採択された「国際紛争平和的処理条約」 (1907年若干の修正がなされた) に基づいて 1901年に設立された仲裁裁判所。オランダハーグに所在する。

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デジタル大辞泉の解説

じょうせつ‐ちゅうさいさいばんしょ〔ジヤウセツ‐〕【常設仲裁裁判所】

1899年の国際紛争平和的処理条約に基づいて、1901年オランダのハーグに設立された国際仲裁裁判所。加盟国が各4人以下の裁判官を任命し、その全体を裁判所裁判官とする。

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百科事典マイペディアの解説

常設仲裁裁判所【じょうせつちゅうさいさいばんしょ】

1899年第1回ハーグ国際平和会議で結ばれた国際紛争平和的処理条約に基づいて1901年にハーグに組織された国際仲裁裁判所。この組織が後の常設国際司法裁判所および国際司法裁判所の成立に寄与した意義は大きい。

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世界大百科事典 第2版の解説

じょうせつちゅうさいさいばんしょ【常設仲裁裁判所 The Permanent Court of Arbitration】

PCAとも略称される。1899年の第1回ハーグ平和会議で採択された国際紛争平和的処理条約(1907年の第2回ハーグ平和会議で修正)に基づき,1901年にオランダのハーグに設立された国際仲裁裁判所で,現在も存続している。この裁判所は常設的な国際裁判所の創設に向けて一歩ふみだしたものであるが,裁判官名簿が常備されているだけで,その常設性は不完全である。裁判所の構成については,各国が国際法に精通した徳望高い者4名以内を裁判官として任命し,任命されたものは裁判官名簿に記入される。

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知恵蔵miniの解説

常設仲裁裁判所

1899年の第1回ハーグ国際平和会議で結ばれた「国際紛争平和的処理条約」に基づき1901年オランダのハーグに設立された国際仲裁裁判所のこと。略称PCA。国家をまたぐ紛争の仲裁・調停などの運営を行う。言い渡された判決は法的拘束力を持つが、裁判所は法執行する権限を持たない。同裁判所は、同条約締結国が任命した4名以内の裁判官を記入した「裁判官名簿」、及び付属的機構である「国際事務局」と「常設評議会」からなるのみであり、名称に反して常設性は不十分なものとなっている。

(2016-7-14)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

常設仲裁裁判所
じょうせつちゅうさいさいばんしょ
Permanent Court of Arbitration

略称PCA。1899年および1907年のハーグ国際紛争平和的処理条約は、国々の仲裁事件を管轄する常設仲裁裁判所の設置を定めた。制度としての当該裁判所は、(1)裁判所裁判官として記入された者の名簿、(2)国際事務局および(3)常設評議会の総称である。各締約国は、「国際法上ノ問題ニ堪能(たんのう)ノ名アリテ徳望高ク且(かつ)仲裁裁判官ノ任務ヲ受諾スルノ意アル者4人以下」を任命し(国別裁判官団)、このように任命された者は裁判所裁判官として名簿に記入され、事務局を介して各締約国に通告される。国際事務局は裁判所書記局にあてられ、裁判開廷に関する通信を媒介し、記録を保管し、およびいっさいの事務を処理する。常設評議会はオランダに駐箚(ちゅうさつ)する締約国の外交代表者およびオランダ外務大臣をもって組織し、国際事務局を指揮監督する。常設仲裁裁判所という名称は誤解を生じやすく、裁判所がそういうものとして常設されているような印象を与えるが、実際は、裁判をする仲裁裁判部を構成する1人または数人の裁判官の選定を容易にするための裁判官名簿が常備されているだけで、常設的なのは付属的機構である国際事務局と評議会であるにすぎない。真に常設的な仲裁裁判所がつくれなかったのは、前提問題として、裁判官選定における大国優位の主張と国家平等を盾にとる中小国の主張を調整することができなかったことによる。仲裁裁判所の構成は当事者の合意によるが、ハーグ条約はこの合意がない場合に適用される補充的規則を定めている。[皆川 洸]

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