ウェルスバッハ

化学辞典 第2版 「ウェルスバッハ」の解説

ウェルスバッハ
ウェルスバッハ
Welsbach, Carl Freiherr Auer von

オーストリアの化学者,発明家.ウィーンに生まれ,のちにハイデルベルク大学でR.W.E. Bunsen(ブンゼン)に師事した.1885年,当時は希土類元素の一つと考えられていたジジミウム(didymium)の分離に成功して,新元素ネオジムとプラセオジムを発見し,1907年にはイッテルビウムから新元素ルテチウム(フランスのG. Urbain(ユルバン)の命名で,Welsbachはカシオビウムと名づけた)を分離するなど,希土類元素の研究に貢献した.電灯におされてガス照明が危機に陥ったとき,酸化トリウム酸化セリウムとをしみ込ませたガスマントルを1885年に発明して,ガスの光を改良した.また,1898年には最初の金属線条電球であるオスミウム白熱電灯を発明した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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