デジタル大辞泉 「酸化セリウム」の意味・読み・例文・類語 さんか‐セリウム〔サンクワ‐〕【酸化セリウム】 セリウムの酸化物。希土類酸化物の一つ。液晶ディスプレーやレンズなどの化学機械研磨(CMP)の、仕上げ工程の研磨材として用いられる。化学式CeO2 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
化学辞典 第2版 「酸化セリウム」の解説 酸化セリウム(Ⅳ)サンカセリウムcerium(Ⅳ) oxide CeO2(172.11).二酸化セリウムともいう.また,俗にセリアともいう.セリウムの炭酸塩,シュウ酸塩,水酸化物を空気中で強熱すると得られる.淡黄色の等軸晶系結晶.密度7.3 g cm-3.水に不溶,塩酸,硝酸,希硫酸に難溶,熱濃硫酸に可溶.硫酸酸性水溶液は Ce4+ の強い酸化作用を示す.ガラスの研磨剤,紫外線吸収ガラスの添加剤,化粧品,窯業の材料,蛍光体,触媒などに用いられる.[CAS 1306-38-3] 出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報 Sponserd by