電灯(読み)でんとう(英語表記)electric lamp

精選版 日本国語大辞典 「電灯」の意味・読み・例文・類語

でん‐とう【電灯】

〘名〙 電気エネルギーによる灯火フィラメント発熱を利用する白熱電球アークによる電極の発熱を利用するアーク灯、ガス中の放電による発光を利用する放電灯などがある。電気灯電気
風俗画報二号(1889)漫録海岸の地は電燈(デントウ)夜るに輝き晶光熒々堕針を拾ふことを得べし」

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デジタル大辞泉 「電灯」の意味・読み・例文・類語

でん‐とう【電灯】

電気エネルギーを利用した灯火。電気。「電灯がつく」「電灯を消す」「懐中電灯
[類語]電球蛍光灯白熱電球水銀灯アーク灯ナトリウム灯ナトリウムランプガス灯LED電球懐中電灯

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電灯」の意味・わかりやすい解説

電灯
でんとう
electric lamp

電気を利用した灯火のことで,特に照明用の光源をいう。白熱電球による灯火をさす場合もある。広義には,広告や装飾用のネオンサイン,写真用電球類,信号灯,太陽灯,殺菌灯なども含む。発光方式で分類すると次のとおり。 (1) 普通照明用の白熱電灯 タングステン線条 (フィラメント ) の発熱発光を利用する。 (2) ケイ光灯など2次発光を利用するもの 放電により電子を管壁のケイ光体に照射して発光させる。 (3) 放電灯 電極間のアーク放電による白熱光を利用する。封入する蒸気の種類により,水銀灯,ナトリウム灯などと呼ばれる。ネオンランプ,太陽灯,アーク灯も放電灯の1種である。

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世界大百科事典 第2版 「電灯」の意味・わかりやすい解説

でんとう【電灯 electric light】

電気エネルギーを光エネルギーに変換する人工光源の総称人類による火の起源は約170万年前の焚火(たきび)であり,その後,篝火(かがりび),脂燭(しそく),松明(たいまつ)から,油灯(前3000年),蠟燭(ろうそく),石油ランプ,ガス灯に至るまで,いずれも燃焼光源であった。電灯の歴史はわずか180年弱にすぎないが,その発達は目覚ましいものがある。 電気利用の最初のあかりは,1808年,イギリスのH.デービーによる実用炭素アーク灯の発明であり,日本では78年3月25日に,工部大学校でフランス製デュボスクアーク灯の初点火があり,後年,この日を〈電気記念日〉に制定している。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「電灯」の意味・わかりやすい解説

電灯
でんとう

電球

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