朝日日本歴史人物事典 「ウェルニヒ」の解説
ウェルニヒ
生年:1843.7.15
明治期に来日したお雇い外国人。ドイツ人医師。エルビング生まれ。ケーニヒスベルク大で学ぶ。普仏戦争(1870~71)に軍医として従軍。ベルリン大産婦人科講師。ホフマン(軍医)の後任として,文部省に招かれて明治7(1874)年11月来日。東京医学校(東大)教師で産婦人科を主に,内科をも兼ねた。外国よりの産婦人科の専門家は彼が最初である。9年11月,2年間の任期満了となり帰国,後任はベルツ。のちベルリン大学講師などを勤めた。脚気に関する論文がある。
(長門谷洋治)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報