うか川村
うかがわむら
元禄郷帳にみえる地名。小安連山に源を発し、現釜谷集落の中央を流れる運賀川流域にあたる。一四世紀後半には成立していた「庭訓往来」に「宇賀ノ昆布」とみえるコンブの産地とされ、同川河口の海域に産するマコンブは名産として知られていた。元禄郷帳の「従松前東在郷并蝦夷地之覚」に「うか川村」と記される。享保三年(一七一八)写の松前蝦夷図(大東急記念文庫蔵)に「うか川村」、享保十二年所附に「運か川 亀田より此所迄四里廿九丁廿六間」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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