1959年9月、アメリカ、ケープ・コッドのウッズ・ホールに全米科学アカデミーの呼びかけで34人の科学者、学者、教育者が集まって行われた会議。アメリカの自然科学教育の改善が主たる討議テーマであって、10日間にわたる会合は、大胆な教育改革案を生んだ。認知心理学者として知られるハーバード大学のブルーナーJ. S. Brunerが、主導的な役割を果たした。その成果は、従来の教育課程において中心的な考え方であった経験主義の教育現場にかえて、科学の系統性を重視した、知的生産性の高い教育論を打ち出したことにある。