ルナ(読み)るな(英語表記)Luna

翻訳|Luna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルナ」の意味・わかりやすい解説

ルナ
Luna

月探査のためにソ連が打上げた一連無人宇宙探査機。ルナ1号 (4号まではルーニクと呼ばれた) は,1959年1月2日に打上げられ,地球引力圏を脱し,月から 7500kmのところを通過,初の人工惑星となった。2号 (1959.9.12.打上げ) は初めて月面の「晴の海」に衝突し,3号 (59.10.4.) は月の裏側撮影に成功した。9号 (66.1.31.) が初めて月面への軟着陸に成功し,10号 (66.3.31.) は月を回る初の衛星となった。 70年代に入ってもこのシリーズは続けられ,24号 (76.8.9.) まで打上げられて各種の探査,観測に成功した。

ルナ
Luna, Álvaro de

[生]1388頃.カニェテ
[没]1453.6.2. バリャドリド
スペインの政治家。カスティリア王フアン2世寵臣。貴族出身で,早くから宮廷小姓として仕えた。馬術,槍術にすぐれ,また宮廷詩の作家として人気を集めた。 1445年アラゴンの皇太子死後,騎士たちの選挙によりサンチアゴ太守となった。しかし王の第2夫人の陰謀により 53年逮捕され,処刑された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルナ」の意味・わかりやすい解説

ルナ
るな
Luna

ローマ神話の月の女神。その信仰は早くより存在し、歴史時代にはいくつか神殿もあったが、さほど隆盛とはいえず、しだいにディアナ信仰に吸収されてしまったため、ルナ自身の神話は残存しない。ギリシア神話セレネと同一視される。

[丹下和彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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