ウポポイ(読み)うぽぽい(その他表記)UPOPOY - NATIONAL AINU MUSEUM and PARK

共同通信ニュース用語解説 「ウポポイ」の解説

ウポポイ

北海道白老町のポロト湖畔に12日開業したアイヌ文化施設「民族共生象徴空間」。「ウポポイ」は愛称で、アイヌ語で「大勢で歌うこと」を意味する。博物館や伝統的な住まい「チセ」がある集落コタン」、慰霊施設が整備されている。2009年7月に国の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が設置を提言法律で初めてアイヌを「先住民族」と明記したアイヌ施策推進法(19年5月施行)に管理規定が設けられている。

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知恵蔵mini 「ウポポイ」の解説

ウポポイ

2020年7月に北海道白老(しらおい)郡白老町に開業した国立の施設「民族共生象徴空間」の愛称。失われつつあるアイヌ文化を復興・発展させるとともに、アイヌ文化の発信拠点としての役割を担うことを目的として作られた。「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味する。同施設は国立民族共生公園として整備され、国立アイヌ民族博物館、体験交流ホール、国立民族共生公園、工房、慰霊施設などで構成されている。アイヌ古式舞踊上演や伝統芸能体験、食文化体験や伝統工芸品の製作体験などをすることができ、アイヌの文化を五感で感じることができる「体験型フィールドミュージアム」と位置づけられている。

(2020-7-14)

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