ウュルツブルク司教館(読み)ウュルツブルクしきょうかん(英語表記)Bischöfliche Residenz, Würzburg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウュルツブルク司教館」の意味・わかりやすい解説

ウュルツブルク司教館
ウュルツブルクしきょうかん
Bischöfliche Residenz, Würzburg

ドイツ,ウュルツブルクにある司教居館。 B.ノイマンが 1719年以降建設に参加し,建物は 1744年に一応完成したが,内外装ともに 1770年頃まで工事が続き,J.ヒルデブラント,M.ベルシュらさまざまな建築家造営にかかわった。なかでもノイマンが手がけた広間,大階段室,付属礼拝堂は名高い。隣接する市壁の稜堡に囲まれた狭い空間につくられた庭は,ドイツ・ロココの特色を示し,18世紀後半に完成した。 1981年世界遺産の文化遺産に登録。

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