普及版 字通 の解説
12画
[字訓] するどい・そこなう
[説文解字]
[字形] 会意
厂(かん)+炎+刀。(鋭)の籀文(ちゆうぶん)。〔説文〕十四上字条に、を籀文として録しているが、が形声の字であることからいえば、はその初文であると考えられる。は炉中の熱火の中に刀を入れて、刀刃をにらぐことを示す字。先が鋭く、鋭利の意がある。
[訓義]
1. するどい。
2. 〔広雅、釈詁四〕に「傷(やぶ)る」とあり、そこなう、きずつく。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 傷ふ、字なり、小なり、利(するど)し、(くは)し
[声系]
〔説文〕に声とする・(けい)は、と声が異なる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報