鋭利(読み)えいり

精選版 日本国語大辞典 「鋭利」の意味・読み・例文・類語

えい‐り【鋭利】

〘名〙 (形動)
① (刃物などが)鋭く、切れ味がよいこと。また、とがっているさま。
四河入海(17C前)五「剡々は、苗の鋭利なるを云ぞ」
悪魔(1903)〈国木田独歩〉八「鋭利(エイリ)なる小刃(ナイフ)あり」 〔法苑珠林‐一〕
才気があって鋭いこと。敏感で物の奥まで見抜いたり、的確な判断をすること。また、そのさま。
※明六雑誌‐一七号(1874)知説二〈西周〉「蓋し智の性たる、能庶物に貫徹す。其鋭利錐の如し。苟もかの消極に属するの材に非るよりは人々皆此鋭利の質を具へざるは莫し」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一九「五感の鋭利(エイリ)に過る者を鈍くし」

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デジタル大辞泉 「鋭利」の意味・読み・例文・類語

えい‐り【鋭利】

[名・形動]
刃物などが鋭く、切れ味のよいこと。また、そのさま。「鋭利な刃物」
才知の鋭いこと。また、そのさま。「鋭利直感
[類語]鋭いシャープ先鋭

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普及版 字通 「鋭利」の読み・字形・画数・意味

【鋭利】えいり

よく切れる。

字通「鋭」の項目を見る

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