エイコンドライト(その他表記)achondrite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エイコンドライト」の意味・わかりやすい解説

エイコンドライト
achondrite

石質隕石のうち,コンドリュール (球顆) を含まないものの総称。アコンドライト,無球顆隕石と呼ばれることもある。構造は地球上の火成岩に似ているが起源はまだはっきりしない。エイコンドライトはカルシウムに富むものと,カルシウムに乏しいものの2つに大別されるが,その鉱物組成に準じて次の6種類に細分される。 (1) オーブライト aubrite,(2) ユレーライト ureilite,(3) ディオジェナイト diogenite,(4) ハワーダイト howardite,(5) ユークライト eucrite,(6) ナクライト nakhlite。月の岩石なかにはエイコンドライトに似たものがあることから,最近エイコンドライトは太陽系の起源を考えるうえで重要な岩石と考えられるようになってきた。 (→コンドライト )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む