デジタル大辞泉 「コンドリュール」の意味・読み・例文・類語 コンドリュール(chondrule) 《「コンドルール」とも》隕石の多くに含まれる、直径2~10ミリメートル程度の球状粒子。融点以上から急激に冷却されたケイ酸塩鉱物からなる。石質隕石のうち、コンドリュールを含むものをコンドライト、含まないものをエイコンドライトという。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンドリュール」の意味・わかりやすい解説 コンドリュールchondrule 石質隕石中に見出される直径 0.1~10mm程度の球状の物体。これを含む石質隕石はコンドライトと呼ばれる。おもに橄欖石,輝石などの鉱物から成るが,ガラス質のものもある。一見したところ,コンドリュールは溶けたケイ酸塩が急冷して生じたもののようにみえるが,真の成因はよくわかっていない。コンドリュールの語源はギリシア語の穀粒を意味するコンドロスにちなんだもの。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
世界大百科事典(旧版)内のコンドリュールの言及 【コンドライト】より …0.05~5mmほどの大きさの球状物質(コンドルール。コンドリュールとも表記され,球粒という)を含む隕石。球粒隕石ともいう。… ※「コンドリュール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」