ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 エイズ新薬ddI輸入承認エイズしんやくディーディーアイゆにゅうしょうにん 逆転写酵素阻害剤である AZT (アジドチミジン) が抗エイズ薬としてアメリカの食品医薬局による製造販売承認を受けて以来,ヌクレオシド系抗エイズ薬の研究開発が盛んに行われてきた。そのなかのいくつかの誘導体が臨床応用段階にある。なかでも ddI (ジデオキシイノシン) は AZTに続いて認可された抗 HIVウイルス剤で,AZT同様,HIV-I,HIV-IIのいずれにも効果を示し,経口投与,静脈注射が可能である。 AZTとの併用療法による効果が期待されている。最近,ddIに続いて ddC (ジデオキシシチジン) も認可を受け,国内での販売が行われることになった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by