20世紀西洋人名事典 の解説
エイナル・マグヌス ビリング
Einar Magnus Billing
1871.10.6 - 1939.12.17
スウェーデンの神学者。
元・ウプサラ大学教授。
ルンド生まれ。
1909年からウプサラ大学組織神学倫理学教授。’20年ヴェステロースの監督。スウェーデンにおけるルター復興の先駆者で、ルターと聖書を神学の基礎に置く。代表作「ルターの国家観」(1900年)の他、「我らの使命」(’20年)、「神の近づき」(’49年)などの著書がある。J.A.エークルンド等と「若き教会運動」(’09年)を展開し、神との和解の場としての国民のための教会作りに尽力。又、啓示を歴史における神の働きと説き、批判的な聖書学の成果と伝統的な聖書理解の間にあるギャップを埋めようと努めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報