エウメニデス(その他表記)Eumenides

翻訳|Eumenides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エウメニデス」の意味・わかりやすい解説

エウメニデス
Eumenides

ギリシア神話の復讐の女神エリニュスたちの別名。「慈愛の女神たち」の意味。同名のアイスキュロスの悲劇によれば,母を殺害したオレステスに取りついたエリニュスたちが彼を苦しめながらアテネに来て,アレオパゴス丘上でアテナ女神に主宰される法廷の裁きを受け,その結果オレステスを放免する代償にアテネでエウメニデスとして祭祀を受けることになったのが,この呼び名の由来とされる。

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世界大百科事典(旧版)内のエウメニデスの言及

【オレステイア三部作】より

…エリニュエスとアポロンは母子の関係と婚姻関係の重要性をめぐって論争するが,女神はオレステスを無罪放免する。憤るエリニュエスは市の守護神エウメニデスEumenidesと名を変えてあがめられることになり怒りを収める。アトレウス家ののろいとは,神の正義の掟を人間の手で執行しようとするときに生ずる限りない報復行為の悪循環であった。…

※「エウメニデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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