現代外国人名録2016 「エクトルシエラ」の解説
エクトル シエラ
Hector Sierra
- 職業・肩書
- 映像作家,絵本作家 国境なきアーティストたち(AWB)創設者
- 国籍
- コロンビア
- 生年月日
- 1964年
- 出生地
- サンタフェデボゴタ
- 学歴
- キエフ大学映画監督学科卒,日本大学大学院博士課程
- 経歴
- コロンビア国立大学講師を務めた後、1988年からソ連(現・ウクライナ)に留学、キエフ大学映画監督学科を卒業。グルジア(現・ジョージア)などの民族対立を目撃し、民族問題に関心を持つ。黒沢映画などに引かれ、’94年来日し日本大学芸術学部で映画研究を行う。’99年2月民族問題のドキュメンタリー撮影でユーゴスラビアのコソボ自治州を訪問、同年3月からのNATO(北大西洋条約機構)の空爆に遭遇。留学先の日本に戻り、人道支援団体・国境なきアーティストたち(AWB)を結成。のちコソボの小学生の描いた絵を持ち帰り、東京で絵画展を開催。2002年同時多発テロで攻撃された米国と、その報復を受けたアフガニスタンの子供たちが描いた作品を集めた絵本「あの日のことを かきました」を出版。他の著書に絵本「だっこして」「シーソーあそび」、新書「国境なきアーティスト」など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報