エコノモ脳炎(読み)エコノモノウエン

デジタル大辞泉 「エコノモ脳炎」の意味・読み・例文・類語

エコノモ‐のうえん〔‐ナウエン〕【エコノモ脳炎】

嗜眠性しみんせい脳炎別名1917年オーストリアの神経病学者エコノモ(C.Economo)が報告

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精選版 日本国語大辞典 「エコノモ脳炎」の意味・読み・例文・類語

エコノモ‐のうえん‥ナウエン【エコノモ脳炎】

  1. 〘 名詞 〙 ウイルス性の嗜眠性脳炎。一九一七年オーストリアのウィーンで流行した時、ウィーン大学教授で、精神科医であったエコノモがこの脳炎に対する病理対策とを明らかにしたところから名づけられた。

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世界大百科事典(旧版)内のエコノモ脳炎の言及

【脳炎】より

…脳実質の炎症による神経疾患で,病原体の脳実質への直接の影響によるもの,各種感染症に続発したり予防接種後などにおこるアレルギー性機序の考えられるものがある。(1)病原体が脳実質を直接侵すことによる脳炎 日本脳炎,エコノモ脳炎,単純ヘルペス脳炎などをはじめ病原体はほとんどがウイルスである。症状は発熱,頭痛,吐き気,嘔吐などで始まり,意識障害や精神症状を呈するようになる。…

※「エコノモ脳炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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