エジプト‐イギリス同盟条約

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

エジプト‐イギリス同盟条約(エジプト‐イギリスどうめいじょうやく)

1936年に結ばれたエジプト主権を回復した条約。エジプトは22年にイギリス保護国から独立したが,イギリスは防衛権,スーダン統治権などの諸特権を留保していたため,独立は形式的なものにとどまった。36年,ワフド党内閣は同盟条約を結ぶことによって,スエズ運河地帯駐兵権を認めることを条件に,ほぼ主権を取り戻した。しかし,この譲歩を不満として民族運動がさらにたかまり,51年エジプト側はこの条約を破棄した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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