エチレンスルフィド

化学辞典 第2版 「エチレンスルフィド」の解説

エチレンスルフィド
エチレンスルフィド
ethylene sulfide

C2H4S(60.11).チイラン(thiiran)ともいう.エチレンオキシドチオシアン酸カリウムまたはチオ尿素から得られる.不快臭のある無色の液体.沸点55~56 ℃.1.0368.1.4914.有機溶媒に可溶,水に不溶.酸および塩基によりすみやかに重合する.酸化により不安定なエチレンスルホキシドを,加熱によりエテンを与える.合成中間体.[CAS 420-12-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android