エピスタテス(その他表記)epistatēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エピスタテス」の意味・わかりやすい解説

エピスタテス
epistatēs

古代ギリシアおよび,ヘレニズム諸王朝の官職名。 (1) アテネで当番評議員から抽選されて市の鍵と国璽とを預り,前5世紀に評議会 (ブーレ ) と民会 (エクレシア ) を主宰した「議長」と,(2) 前4世紀に当番評議員以外の部族から抽選された幹事9人からさらに抽選され,事実上の議長の役をつとめた「幹事長」とをさす。 (3) またプトレマイオス朝ノモスで裁判を行なった王の役人や,ヘレニズム諸王朝で従属市統治のため王の任命した長官もエピスタテスと呼ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む